こんにちは!Shimmyです:)

新卒で外資系企業に入ってわかったこと~社会人1年目を振り返る~

3月になってもうすぐ私の新卒1年目人生が終わろうとしている。過酷な外資金融の世界で大体1年位サバイブしたことになる。入社前は「1年、ましてや3年なんて大したことない」と本気で思っていた。今住んでいる家の契約の際に「この家は2年契約です。2年たったら新しい家を探さないといけないけど大丈夫ですか?」と聞かれた際に2つ返事で「大丈夫です。2年たったら新しいところ探すんで」といったが、その2年ですら、とっても長く感じるであろうことを私は本当に、知らなかった。

世の中はどうしようもなく不平等

新卒で入社して驚いたことがある。同期や先輩で、驚くほどのお金持ちがいる!一生働かなくても生きていけるようなファミリーリッチな人が横に並んでいるのだ。そんなリッチな同僚は、貯金なんてせずにとにかくもらったお金をすべてものに変換してしまう。そのお金の使い方が正しいかはわからないが、この先の人生への不安が圧倒的に少ないように見えた。

就職して、会社の近くに親にマンションを買ってもらった先輩も、稼いだお金がほぼすべて口座に入っていくんだから面白いだろうな。通常は、会社の近くにみんな家を借りるので、大体家賃は20万円前後はする。これだけの差が毎月つけば、年間でそれなりの額になるし、働くことの苦しさも違ってくるだろうなと思う。

事実そういうリッチな生まれの同僚たちは、特にキャリアを惜しむことなくやめていく。収入に対する不安とか、キャリアに対してもったいないとかそういう執着がないように見えた。だからきっと気負わずにこの会社に居られて、用が済んだり飽きたらさっさとやめて次のキャリアを開いていけるんだろうなと、羨ましく清々しく思った。

ひとりひとりの能力なんて大差ない

これは、新卒に限っていうことだと思うが、大学の出身とか、会社に入社してしまえばそんなに関係ないのだと思う。とはいえ、私自身は院卒の人は自分より優秀なように見える。もっと言えば、生物学だとか薬学とか専門があった人はセクターを担当させてもらえることが多いからなおのことアドバンテージがあるように思えた。一方で、先輩たち話を聞くと「能力の差は大差はない」とのこと。私にとってはいまいちピンとこない見解だけど、私なりに何が差につながっているか考えてみた。

  • 意識の差:この会社で長くやっていきたい、だとか同期で1位になりたいという意識が単純に労働時間や気力に現れる
  • 先輩たちへのウケの良さ:人柄はやっぱり大事。特に新卒の間はみんな使えない労働力だから、せめて飲み会で盛り上げたり、そういうことでバリューを発揮しないと絡んでもらえない
  • コミュニケーション能力:新卒の間はわからないことだらけで生きていくのだから、人に聞かないといけないことがたくさんある。その際にどこまでを自分で解釈して、誰にどうやって聞くかがかなり大事になってくる。その時にちょっと雑談まで出来たら最高に良いと思う

以上が私の思う、新卒として出せるバリューだと感じた。特に最後のコミュニケーション能力の重要性は痛感した。飲み会が苦手な私は、先輩に「お酒はよく飲むの?」と聞かれた際に「いえ、あまり飲まないんです」と返したことをかなり後悔している。飲めなくても、「飲み会の雰囲気は好きです!」と嘘でも答えておけばよかったな、と。お酒を飲んで男女にだらしなくなってしまうタイプの同期でも、人が変わるほど飲んだということが大事でそれが先輩たちにとっては面白いようだ。大学時代の飲み会にトラウマがある私は、その雰囲気がどうも苦手で楽しめないのは事実で、そこをどうやって克服するかが2年目の課題だと感じている、、、

男女の差は意外とない

これは、私が入社を決めた理由の重要なポイントだったが、これについてはあまり入社後のギャップがなかった。これは、外資系金融とかコンサルとか、在籍期間が短い傾向にある業界に共通している特徴だと思う。

男性のほうが、男性特有のコミュニケーションがあって可愛がってくれる先輩が見つけやすい、とかはあるかもしれないけど、そこまで顕著ではないように思う。少なくとも妊娠とか結婚とかの話題が上がってこない若手の3-5年間は、みんな等しく仕事が大変で眠れなくて辛い。

VP(Vice President)までは大体男女半々くらいで、MD(Managing Director)まで行くと女性がなぜか一人もいなかったのは、私には見えない世界がそこからは広がっているのだろうが、その先は私には関係ないことだと思っている。

なんだかんだで人は好き嫌いで仕事する

これは入社してからお恥ずかしながら最も以外だったことだ。実力主義の外資系企業だから、好き嫌いなんて主観的な感情は排除して仕事に邁進するはず、、、なんてのは理想論でかなりの割合を好き嫌いベースで判断していると思う。この「好き嫌い」というのは相性も含むことで、コミュニケーションの相性とか、考え方のスタイル、物事の進め方とかを含む。

事実、お客さんとのリレーションが強く、スマートだったMDがほかの幹部と折り合いが悪くて即時退場(クビ)になった例を目の当たりにして、この事実は受け入れるしかなくなった。その後このMDのクビによって一部のセクターでは大混乱が起こり、実際の案件にまで影響していたことを考えると、人の好き嫌いで世の中って結局は回ってるんだな、なんて思ったりもする。実力が満たない人がクビになるといわれているが、実際は折り合いの悪い人がクビになっているケースもそれなりにあると思う。実力がないから人に嫌われるんだ、という人もいるが、そういうことを言っている人は盲目的に自分に自信があって、「自分が嫌いな人=できないやつ」と思っているパターンは意外と少なくないと思う。もちろん本当に実力が満たない人もいるのは事実だとは思うが。

ほかにも、飲み仲間とは仕事しないとか、女性が苦手だから仕事はなるべく一緒にしたくないとか、そういう人は結構いる。この点は不平等だとかそいういうことの前に、そういうもんだなという感想に至った。

メンタルの強さは育つが個体差あり

外資系の企業で働くということは、メンタルの強さは必須である。メンタルの強さによってキャリアが左右されるといっても過言ではない。ある程度の鈍感さは持っていないと致命的だ。

入社してすぐに、私はミスをした。担当者が登場してくるレベルのミスだ。その時期ちょうどクビ候補者を選定するような時期で、入社直後で文字通り使い物にならない私はミスまでして完全にお荷物状態だったので、自分が早速クビになるのではないかと本気でびくびくしていた。

今思えば大したミスではないが、当時の私にとっては大事件だった。この後もいろんな先輩のミスや失敗の話を聞いて私の話は私が思っていたほどは大したことがないと気づけたが、当時は本当に死ぬかと思ったものだ。

先輩たちを見ていると、しくじっても目を疑うほど堂々としていて一体この人の頭の中では何が起こっているのか?と疑いそうになる。でも、約1年この会社にいて思うのは、人の痛覚は麻痺する。いろんな意味で。よほどのことでは精神的ダメージを食らわなくなるか、それに対する処置がうまくなる人もいれば、もちろんうつ病になって会社を去る人もいれば、この世まで去ってしまう人がいる。(うつ病については、会社が100%の原因ではないのかもしれないが、それなりの原因になっているのではないかと私は思う。)

先輩たちに励ましてもらいながら、自分を奮い立たせて頑張っているものの、逃げるタイミングを逃すと本当に大変なことになる、という教訓は今後の社会人人生においてもしっかりと大事にしていきたいものです。

終わりに

かくいう私も、ここ最近なんだか気疲れしてしまって、会社のトイレで航空券を調べて気づいたらロス行のチケットを買っていた。そのあと、チームメンバーには翌日からお休みをとることを話して逃げるようにして有休をとった。有休をとったからと言って完全に仕事から逃れられるわけではなく、ちょっとした仕事でも集中力が続かず、それでも仕事をしなくてはならない自分が悲しくて悲しくて仕方がなかった。

こんな気持ちになるのも、まだまだ青い新卒1年目だからだ。

いつかこんな風に考えていたことも忘れて、残酷な社会に私も適応しているのかもしれない。

辛くて逃げだしてるかもしれない。

いずれにせよ、私の社会人人生1年目に得た所感をここに残しておく。

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